2012年9月5日 「中国における商業賄賂に関するコンプライアンス実務」(東京)

 国際的な商活動における不正な利益供与は、中国法の下では「商業賄賂」として規制されていますが、近年、海外腐敗行為防止法(FCPA)を定める米国、賄賂防止法(UK Bribery Act)を定める英国等の各国が外国公務員への贈賄規制を積極的に推進するなど汚職防止は世界の潮流となっており、国連腐敗防止条約に加盟した中国も、刑法改正をはじめとして「商業賄賂」の規制を強化しつつあります。このように、企業は、公務員に限られない広い意味で「賄賂」を捉えコンプライアンスの確立維持に努めなければならない時代にあり、日系企業もこれを怠ったために「商業賄賂」として行政処分や刑事罰の対象とされ、中にはその従業員が実刑判決を受けたケースすら現に発生しています。
 したがって、日本企業においても、中国「商業賄賂」の法規制に関する必要な知識を備えたうえ、これに基づきその予防策・対応策を確立しておくことが、現在における重要な課題といえるでしょう。
 そこで、今回のセミナーでは、長年にわたり商業賄賂に関する案件を多数取り扱われ、この問題をめぐる実務に精通されているだけでなく、研究活動にも熱心な(最近の論考として「在中外資系企業が直面する商業賄賂の問題」国際商事法務Vol.40、2012年)中国弁護士の劉新宇氏を講師にお招きし、商業賄賂に関する中国の法制度、最新法実務を中心とした解説のほか、商業賄賂摘発の最新動向、その予防策・対応策、政府への対応・働きかけの方法等に関する説明を、実例も交え日本語でわかりやすく行なっていただきます。
 皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。

◆ 日 時  2012年9月5日(水) 13:30〜16:30
◆ 会 場  アルカディア市ヶ谷(千代田区九段北4-2-25)
◆ 講 師  北京市金杜法律事務所 中国弁護士 劉 新宇 氏
◆ 受講料  会員 13,000円  非会員 18,000円 (各1名に付、テキスト代及び消費税含)
         お申し込み後のキャンセルはできません。なお、代理出席は可能です。
◆ 定 員  50名(先着順)

◆ プログラム
13:30〜16:30

Ⅰ.法的観点からみた中国「商業賄賂」
Ⅱ.商業賄賂摘発の最新動向と近年注目を集めた多国籍企業の事例
Ⅲ.実務的諸問題ピックアップ
  
  リベート、割引、贈答、飲食、研修(旅行)、コミッション、寄贈、スポンサー、
  代理店・従業員の活動、財務帳簿の取扱いなど
Ⅳ.日常経営における商業賄賂の防止策と調査・捜査時の対応策
Ⅴ.政府への対応・働きかけの方法

質疑応答

講師紹介
劉 新宇(りゅう しんう)
 上海復旦大学法学部卒業、早稲田大学大学院修了、修士(法学)。90年中国労働省入省、同省直轄の大手企業において総務副部長、法務部長を歴任。95年より弁護士として活動。01年より丸紅(株)法務部中国法顧問、05年より中国最大規模の渉外法律事務所である北京市金杜法律事務所パートナー。中国政法大学大学院特任教授・国際環境法センター研究員。
 主に日系企業に関する貿易・投資関連業務、紛争解決等に携わっており、中国国家外貨管理局の法律顧問、在日中国弁護士連合会名誉会長を務めるほか、中国国際経済貿易仲裁委員会仲裁人、一般社団法人日本商事仲裁協会名簿仲裁人としても活躍。研究分野での活動も精力的で、「在中外資系企業が直面する商業賄賂の問題」国際商事法務Vol.40(2012年)など商業賄賂の領域のみならず、監修を務めた『中国赴任者のための法務相談事例集』(商事法務、2010年)、共著による『事例でわかる国際企業法務入門』(中央経済社、2012年)をはじめとして、その他投資・貿易に関する著作、論考を多数発表。

受講申込者が定員となりましたので、受付を終了致しました。 多数のお申込をいただきありがとうございました。

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