2014年12月4日「貿易売買契約のリスク対応実務−ウィーン売買条約と各種トラブル事例をベースに−」(大阪)

 日本企業と海外企業との間には、言語、文化、商習慣や法制度などにおいて様々な違いがあります。そのため、取引を始めた当初はお互いのコミュニケーションがうまくいっているように見えていても、後になって誤解や思い違いが発覚し、それが大きなトラブルに発展することも少なくありません。このような誤解やトラブルを未然に回避するためには、当事者間であらかじめ取引の各条件について十分に交渉し、合意内容を踏まえて契約書を作成することが必要不可欠です。
 そこで今回は、貿易売買の取引交渉や契約書作成段階でポイントとなる6つの主要な貿易取引条件と、そこから発生しうるリスクを回避するための契約書のドラフティングの手法を、実際のトラブル事例を交えて分かりやすく解説致します。さらに、万が一トラブルが発生した場合の実務上の対応方法についても解説致します。
 なお、当日はレジュメ資料のほか、補助テキストに本年9月刊行の「貿易売買契約とリスク対応実務」(大貫雅晴著、同文館出版)を使用します。
 法務関係者のみならず海外取引に携わる全ての皆様に幅広くご参加頂きたく、ご案内申し上げます。


◆ 日 時  2014年12月4日(木)13:30〜16:30
◆ 会 場  大阪産業創造館 6階 会議室 E
◆ 講 師  大貫 雅晴(日本商事仲裁協会理事)
◆ 受講料  会員 11,000円  非会員 16,000円 (各1名に付、テキスト代及び消費税含)
◆ テキスト レジュメ資料及び「貿易売買契約とリスク対応実務」(大貫雅晴著、同文館出版)
         お申し込み後のキャンセルはできません。なお、代理出席は可能です。
◆ 定 員  70名(先着順)

◆ プログラム

Ⅰ ウィーン売買条約概観

  1 CISGの日本での発効
  2 CISGの適用基準と適用の契約形態
  3 CISGの適用排除と準拠法規定

Ⅱ 貿易売買契約の主要条件のリスク対応実務

  1 価格条件のリスク
   1) 建値と価格表示
   2) 価格表の作成と価格変更
   3) 外貨建てと為替変動リスク

  2 引渡条件のリスク
   1) 物品の引渡と定型貿易条件
   2) インコタームズ2010規則
   3) 物品の危険と所有権の移転

  3 納期(船積)条件のリスク
   1) 納期の特定とリスク
   2) 納期厳守条項とペナルティ条項
   3) 不可抗力による不履行免責

  4.品質条件(物品の適合性)のリスク
   1) 物品の適合性とそのリスク
   2) 買主の物品検査義務と通知義務
   3) 隠れた瑕疵の保証責任

  5 数量条件のリスク
   1) 数量単位の表示リスク
   2) 数量適合性の基準時と数量過不足リスク
   3) 概数表示、more or less clause

  6 決済条件のリスク
   1) 決済条件と与信
   2) 与信リスクと担保の確保
   3) 信用不安の抗弁と履行停止
   4) 遅延利息の請求、債権の消滅時効の管理

Ⅲ トラブル、紛争発生の対応実務

  1 当事者交渉とその留意事項
  2 和解と和解契約書の作成
  3 交渉決裂の場合の次の解決手段
      −調停、仲裁、裁判−


質疑応答

<講師紹介>
大貫 雅晴(おおぬき まさはる)

 一般社団法人日本商事仲裁協会理事、関西大学(国際商契約論・紛争論)、京都産業大学法科大学院(国際取引法)講師、関西大学経済・政治研究所顧問。
 国内外で各種の国際商取引契約に関するセミナーの講師を務めている。
 著書・論文に『貿易売買契約とリスク対応実務』、『海外販売・代理店契約−その理論と実際−』、『国際技術ライセンス契約の実務』他多数。


■ お問合せ
日本商事仲裁協会大阪事務所  TEL 06-6944-6164  FAX 06-6946-8865
〒540-0029 大阪市中央区本町橋2-8 大阪商工会議所ビル5階

東京事務所開催

大阪事務所開催