2014月3月18日「紛争事例から学ぶ貿易売買契約のリスク対応実務−各種事例とウィーン売買契約に基づいて−」(大阪)

 日本の国内取引と同様の感覚で海外企業と貿易取引を行ったために、様々な誤解や認識不足などから後日紛争が生じることは少なくありません。ひとたび紛争が発生すると、それを解決するためには多大なコストが発生します。こうした事態を防ぎ、貿易取引から確実に利益を得るためには、個々の取引において、あらかじめどのようなリスクが存在するかを見極め、そのリスクを回避するための方策を売買契約書面に可能な限り反映させておく周到さが必要不可欠です。
 そこで今回は、貿易取引から発生する典型的なリスクを出来る限り回避するという観点から、契約書作成段階で実務上必ず押さえておくべき重要ポイントについて、実際の紛争事例を交えて分かりやすく解説致します。さらに、将来の紛争に備えるための方法だけでなく、実際に紛争が発生した場合の実務上の対応方法についても解説致します。
 法務関係者のみならず海外取引に携わる全ての皆様に幅広くご参加頂きたく、ご案内申し上げます。

◆ 日 時  2014年3月18日(火)13:30〜16:30
◆ 会 場  大阪産業創造館 6階 会議室 A・B
◆ 講 師  大貫 雅晴(日本商事仲裁協会理事)
◆ 受講料  会員 10,000円  非会員 15,000円 (各1名に付、テキスト代及び消費税含)
         お申し込み後のキャンセルはできません。なお、代理出席は可能です。
◆ 定 員  70名(先着順)

◆ プログラム
13:30〜16:30

Ⅰ 貿易売買契約の各種主要条件とリスク対応
 1 価格条件のリスク
  1) 建値と価格表示と定型貿易条件
  2) プライスリストの作成と価格変更
  3) 決済通貨と為替変動リスク

2 数量条件のリスク
  1) 数量単位の表示リスク
  2) 数量適合性基準時と数量過不足リスク
  3) 数量過不足認容とmore or less clause

3 引渡条件のリスク
  1) 物品の引渡と定型貿易条件
  2) インコタームズ(Incoterms2010)
  3) 物品の危険と所有権の移転

4 納期(物品引渡時期)条件のリスク
  1) 納期の表示リスク
  2) 納期厳守条項とペナルティ条項
  3) 不可抗力による不履行免責

5 品質条件−物品の適合性−のリスク
  1) 物品の適合性とそのリスク
  2) 物品の検査義務と瑕疵通知義務
  3) 隠れた瑕疵の保証責任
  4) 保証責任制限条項

6 決済条件のリスク
  1) 決済手段の選択と与信リスク
  2) 与信のリスク対応と担保の確保
  3) 相手方信用不安による履行停止
  4) 遅延利息の請求、債権の消滅時効の管理

7 商標使用許諾と知的財産権侵害責任条件設定に伴うリスク
  1) 商標の使用許諾とリスク対策−商標の尊重義務−
  2) 知的財産権侵害責任とリスク対策

8 ウィーン売買条約の適用・排除と準拠法条項
  1) ウィーン売買条約の適用基準とその範囲
  2) 準拠法条項
  3) ウィーン売買条約の排除合意規定


Ⅱ 万一、紛争が発生してしまった場合の対応
1 交渉に臨むに際しての留意事項
2 交渉が決裂した場合の次の解決手段
    −調停、仲裁、裁判−
3 契約書に規定される紛争解決条項

質疑応答

<講師紹介>
大貫 雅晴(おおぬき まさはる)

 一般社団法人日本商事仲裁協会理事、関西大学(国際商契約論・紛争論)、京都産業大学法科大学院(国際取引法)講師、関西大学経済・政治研究所顧問。
 国内外で各種の国際商取引契約に関するセミナーの講師を務めている。
 著書・論文に『貿易取引契約基本実務』、『海外販売・代理店契約−その理論と実際−』、『国際ライセンスビジネスの実務』、『国際契約—事例と対策—』、『国際技術ライセンス契約の実務』、『販売・代理店契約シリーズ』、『貿易トラブルシリーズ』、『国際商取引のリスクマネジメント』、『判例ライセンス法』他多数。

お申込の確認が出来次第、受講票と請求書をお送りいたします。

■ お問合せ
日本商事仲裁協会大阪事務所  TEL 06-6944-6164  FAX 06-6946-8865
〒540-0029 大阪市中央区本町橋2-8 大阪商工会議所ビル5階

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