2015年5月26日「中国における商業賄賂防止の最新実務−現地弁護士から学ぶ賄賂と接待・贈答の境界−」(大阪)

 近年の中国における商業賄賂の摘発強化によって、日系企業が関わる商業賄賂の事件も増加しています。この「商業賄賂」は、民間企業との取引においても成立する点で日本の「賄賂」と大きく異なるうえ、中国独特の商慣習が存在することも相俟って、中国人従業員のみならず、日本人駐在員も、商業賄賂の行為者として罰せられるリスクと常に隣り合わせにあります。
 今回のセミナーでは、商業賄賂に関連する業務を長年にわたり中国現地で取り扱われてこられ、本年5月末から6月初旬に刊行予定の『中国商業賄賂規制コンプライアンスの実務』(商事法務)の責任編集を務める劉新宇弁護士を講師にお招きし、中国における販売・投資にかかる事業の維持・拡大のために、商業賄賂のリスクを最大限回避する方法及び対応策を、具体的事例を挙げて分かりやすくご説明頂きます。なお、セミナーは日本語で行います。

◆日 時  2015年5月26日(火)13:30〜16:30
◆場 所  大阪産業創造館 6階 会議室 A・B
◆講 師  劉 新宇(りゅう しんう)(北京市金杜法律事務所・パートナー弁護士)
◆受講料  会員 12,000円  非会員 17,000円(各1名に付、テキスト代及び消費税含)
         お申し込み後のキャンセルはできません。なお、代理出席は可能です。
◆ 定 員  70名(先着順)

◆ プログラム

1.中国「商業賄賂」をめぐる基礎規則  
(1)頻発する商業賄賂の実態
(2)「商業賄賂」とは何か
(3)賄賂の手段
(4)賄賂犯罪の主体
(5)犯罪を構成する賄賂行為
(6)商業賄賂により問われる法的責任

2.中国における商業賄賂摘発の最新動向 
(1)習近平新体制下の規制強化
(2)中国企業の新たな対応
(3)近年注目を集めた多国籍企業の事例

3.ケーススタディで読み解く実務的な諸問題 
(1)事例1:贈答行為
(2)事例2:飲食・研修(旅行)
(3)事例3:寄贈、スポンサー
(4)事例4:リベートと割引との区別
(5)事例5:景品の取扱
(6)事例6:コミッション
(7)事例7:販売宣伝活動の方法
(8)事例8:シンポジウム、国際会議参加時の注意点
(9)事例9:代理店の起用と管理
(10)事例10:日本人駐在員の管理責任、従業員の活動
(11)事例11:販売契約の有効性の保持

4.リスク管理—日常経営における商業賄賂の防止策と調査・捜査時の対応策 
(1)自ら賄賂行為を発見する方法及びその対応策
(2)商業賄賂調査への対応策
(3)日常経営における商業賄賂の防止策
(4)実効性のある商業賄賂マニュアルの作成方法

5.政府当局に対する対応・働きかけの方法  

質疑応答

講師紹介
劉 新宇(りゅう しんう)
北京市金杜法律事務所・パートナー弁護士、中国政法大学大学院特任教授

上海復旦大学法学部卒業、早稲田大学大学院修了、修士(法学)。90年中国労働省入省、同省直轄の大手企業において総務副部長、法務部長を歴任。95年より弁護士として活動。01年より丸紅(株)法務部中国法顧問、05年より現職。
得意分野は、反商業賄賂のほか、外国投資、M&A、国際貿易、渉外訴訟・仲裁などで、中国国際経済貿易仲裁委員会仲裁人、一般社団法人日本商事仲裁協会名簿仲裁人、中国人民大学税関・外為法研究所所長としても活躍。

商業賄賂に関する研究業績には、「中国における商業賄賂防止の基礎知識Q&A」(Business Research、2013年)等の諸論文がある。本年5月末から6月初旬に、自らがチーム責任者を務める北京市金杜法律事務所編『中国商業賄賂規制コンプライアンスの実務』(商事法務)が日本で刊行される予定。


■ お問合せ
日本商事仲裁協会大阪事務所  TEL 06-6944-6164  FAX 06-6946-8865
〒540-0029 大阪市中央区本町橋2-8 大阪商工会議所ビル5階

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