2015年7月16日「英文契約によるリスクマネジメント入門−交渉準備から契約書の作成、契約締結後のマネジメントまで−」(大阪)

 国境を越えるビジネス取引から確実に事業利益を得るためには、国際取引固有のリスクを事前に発見・分析し、対処しておくことが不可欠です。そのために必要なことは、あらかじめ取引の目的を相手方と共有したうえで、英文契約書の作成を軸に、契約交渉の準備段階から契約締結後に至るまで、取引から生じうるリスクを、より早期の段階で見極め適切にマネジメントすることです。
 そこで今回のセミナーでは、国際取引契約に関する相談に多数応じておられる児玉実史弁護士を講師にお招きし、「契約のライフサイクル」を意識しながら、交渉の準備から契約締結後の各段階において、リスク管理の視点からいかなる契約形態においても常に意識しておくべき基本的なポイントを、具体的事例を挙げながら分かりやすくご解説頂きます。
 英文契約書を初めて読まれる方や、英文契約に関する基本的知識をこれを機に整理・確認されたい方など、関係者多数ご参加下さいますようご案内申し上げます。

◆日 時 2015年7月16日(木) 13:30〜16:30
◆場 所 大阪産業創造館 6階 会議室 A・B
◆講 師 児玉 実史 氏 弁護士・NY州弁護士(北浜法律事務所・外国法共同事業)
◆受講料 当協会会員 ¥10,000  非会員 ¥15,000 (各1名に付き)
◆定 員 70名(先着順)

◆プログラム

Ⅰ.プロローグ

1. 国際契約の失敗事例を見る
2. なぜ英文契約書は長いのか

Ⅱ.契約交渉の準備段階で考えること

1. 相手を知り、自分を知る〜市場規模、相手の事業能力、双方の期待・取引の必要条
 件、中長期の計画〜
2. 急いては事を仕損じる〜契約書署名前の合意(MOU・LOI等)とその注意点

Ⅲ.契約の交渉から締結まで

1. 英文契約書のテクニカルターム・独特の言い回しを知ろう

2. 英文契約書のお手本を見つけよう

3. 英文契約書の基本構造を押さえよう

4. ファーストドラフトを作ろう
(1) 作成者
(2) 言語の選択
(3) カスタマイズのガイドライン

5. 契約交渉を進めよう
(1) 交渉の担当者と自社の関係者の情報共有
(2) マークアップ(対案)の示し方
(3) 交渉過程の記録と保存方法

6. 契約が無効だと言われないために
(1) 強行法規の意味と具体例
(2) 契約締結権限
(3) 様式性
(4) consideration
(5) 完全合意
(6) Severability

7.「英文売買契約書」の主要条項を押さえよう
(1)平時の業務フローの取り決め
  ・取引対象の特定
  ・対価と支払
  ・引渡し、提供
  ・所有権の移転時期
  ・協力体制の維持
(2)問題発生時の対処ルール
  ・履行遅滞と不可抗力
  ・不具合、不良品の発生
  ・製造物責任
  ・知財侵害
  ・補償
  ・解除
  ・紛争解決

Ⅳ.契約締結後のメンテナンス・マネジメント

1. 平時の業務フローにおけるマネジメント
(1)契約当事者が変動した場合の注意点
(2)契約の期間満了・更新を迎える際の注意点

2. 問題発生時の対応の実際
(1)初動対応の手順
(2)相手方とのコミュニケーションの記録と保存
(3)契約内容を変更・追加する際の注意点
(4)相手方への問題発生の通知と権利放棄
(5)協議による調整か、法的手続による解決か


質疑応答


講師紹介
児 玉 実 史 氏
弁護士・ニューヨーク州弁護士
北浜法律事務所・外国法共同事業

経 歴
1985年 洛星高校(京都市)卒業
1990年 東京大学法学部卒業
1993年 弁護士登録(大阪弁護士会)、北浜法律事務所・外国法共同事業入所
1998年 コーネル大学ロースクール修了(LLM)
1998年 ピルズベリー・ウィンスロップ・ショー・ピットマン法律事務所
〜1999年 (ニューヨーク及びシンガポール事務所)勤務
1999年 ニューヨーク州弁護士登録

専門分野は、国内外のM&A、倒産処理、紛争処理、商取引など。国際仲裁事件の仲裁人および仲裁代理人としても活躍している。英文契約セミナーや仲裁セミナーにおいて講師を多数務めている。


■ お問合せ
日本商事仲裁協会大阪事務所  TEL 06-6944-6164  FAX 06-6946-8865
〒540-0029 大阪市中央区本町橋2-8 大阪商工会議所ビル5階
   

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