2017年2月14日「国際ビジネスにおける紛争の実態とその予防・解決の基本戦略」(東京)
国際取引においては、ビジネス常識や母国語、文化、法制度などの違いから、国内取引では想定し難いような様々なリスクが存在します。こうしたリスクを適切にマネジメントし、海外取引を通じて事業利益を確実に獲得するためには、国際ビジネスにおける紛争解決手続の正確な情報と知識を踏まえた上で、取引の各段階において、紛争の芽を早い段階で察知し、その芽を適切に摘み取る戦略が必要不可欠です。
そこで今回は、国際ビジネス紛争の最前線で日々奮闘しておられる井口直樹先生を講師としてお迎えし、国際ビジネスにおける紛争の実態を詳説して頂くとともに、紛争リスクマネジメントの実務上の戦略について、数多くの経験談を交えてご解説頂きます。
海外取引に携わる全ての方にとり有益な実践的セミナーとなっておりますので、多数ご参加頂きますようご案内申し上げます。
◆ 日 時 2017年2月14日(火)13:30〜16:30(開場 13:00)
◆ 会 場 大手町ファーストスクエアカンファレンス ROOM C
(千代田区大手町 1-5-1ファーストスクエア イーストタワー2F)
1階のゲート前にカンファレンス専用の受付(緑)がございますので、
受講票をご提示の上、セキュリティーカードをお受け取り下さい。
◆ 定 員 50名(先着順)
◆ 講 師 弁護士 井口 直樹 氏 (長島・大野・常松法律事務所パートナー)
◆ 受講料 会員 13,000円 非会員 18,000円
(各1名に付、テキスト代及び消費税含)
お申し込み後のキャンセルはできません。なお、代理出席は可能です。
◆ 定 員 50名(先着順)
1.国際ビジネスにかかわる紛争の実態を知る
2.紛争解決手続の基礎知識-実務的側面から見る
1)仲裁と訴訟の実際を知る
2)仲裁条項のドラフティングのポイントを知る
①モデル条項+αを記載すべきなのは、どのような場合か
②仲裁条項の交渉パターン
3)契約準拠法を選択する際の留意点
①いわゆる“Civil Law(大陸法)”と“Common Law(英米法)”の
実務上の差異を理解する
②ベストは日本法なのか?外国法を選択するメリットとデメリット
3.紛争予防のためのリスク管理の戦略
1)どんなとき争いが生じるか
-取引類型別に分析する(国ごとの事例も踏まえて)
①売買契約
②販売店契約
③ライセンス契約
④OEM契約
⑤JV/コンソーシアム契約
⑥M&A契約
⑦EPC/建設契約
2)取引の各段階におけるリスクの発見、分析、対処のポイント
①契約交渉の準備段階
②契約交渉段階
③契約書の作成段階
④契約締結後の履行管理、変更管理、契約終了まで
4.紛争の芽が生じた時の紛争管理の戦略
1)初動対応のポイント
2)契約の解消をめぐる実務対応
3)和解で終えるには
質疑応答
<講師紹介>
井口 直樹(いぐち なおき) 氏
1992年東京大学法学部卒業。1999年東京大学大学院法学政治学研究科修了。2000~2012年アンダーソン・毛利・友常法律事務所勤務。2005年6月~7月聖島国際特許法律事務所(台北)勤務。2006年Stanford Law School卒業(LL.M)。2007年7月~8月ICC国際仲裁裁判所(パリ)で研修。2012年より、長島・大野・常松法律事務所パートナー。2013年より環太平洋放送協会 国際建設・プロジェクト委員会共同議長。
主な取扱分野として、国際建設・インフラストラクチャー、国際仲裁、資源・エネルギーなど。英語・中国語・スペイン語を駆使して、アジア、北米、南米を含む幅広い領域を対象としたリーガルサービスを提供している。また、所属事務所主催セミナーおよび外部セミナーにおいて、建設契約、インフラ輸出および国際仲裁等をテーマに講師を多数務めている。
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