仲裁

仲裁手続の流れ

JCAAにおける仲裁手続の一般的な流れをごく簡単にご紹介します。

Step 1仲裁の申立て

申立人
  • 仲裁申立書WordをJCAAに提出します。
  • 代理人をつける場合は、委任状Wordもご提出ください。
JCAA
  • 仲裁申立書に記載された請求の趣旨等を考慮して算定した「管理料金」を申立人にご請求します。管理料金の計算については、費用をご覧ください。
  • 申立人からの管理料金の納付を確認したのち、全ての当事者に対し、仲裁申立ての通知を送付します。
  • 仲裁申立ての通知をする際、併せて、1回目の予納金(仲裁人報償金、仲裁人経費その他仲裁手続のための合理的な費用に充当されるもの)を当事者にご請求します。
被申立人
  • 仲裁申立ての通知を受領してから4週間以内に、答弁書WordをJCAAに提出します。
  • 申立人に対して反対請求を申し立てる場合も、同じく仲裁申立ての通知を受領してから4週間以内に、反対請求申立書WordをJCAAに提出します。
迅速仲裁手続が適用される場合

反対請求の申立ての期限は、仲裁申立ての通知を受領してから2週間以内です。

Step 2仲裁人の選任

仲裁人の選任手続は、大きく分けて、「仲裁人の数を確定すること」と、「確定した人数分の仲裁人を選任すること」の2つの段階があります。全ての仲裁人が有効に選任された段階で、「仲裁廷が成立」することになります。

1.仲裁人の数を確定します。
  • 仲裁人の数について当事者に合意がある場合
    合意した数で確定します。
  • 仲裁人の数について当事者に合意がない場合
    • 原則として、仲裁人の数は1人となります。
    • 仲裁人の数を3人とすることを希望する当事者は、JCAAに対し、仲裁人の数を3人とすることを要請することができます。JCAAが、いずれかの当事者の要請に応じ、仲裁人の数を3人とすることを決定したときは、仲裁人の数は3人となります。
迅速仲裁手続が適用される場合

仲裁人の数は1人となります。

2.仲裁人を選任します。
  • 仲裁人の数が1人の場合
    全ての当事者が合意により、1人の仲裁人を選任します。
  • 仲裁人の数が3人の場合
    申立人が1名、被申立人が1名の仲裁人を選任し、選ばれた2名の仲裁人が第三仲裁人を選任します。

*JCAAは、事案に通じた経験豊かな仲裁人候補者複数名を、当事者にお知らせすることもできます。
**当事者が仲裁規則の期限内に仲裁人を選任できない場合は、JCAAが代わりに仲裁人を選任します。

3.仲裁人を選任した当事者は、下記3点の書類をJCAAに送付します。

Step 3審理予定の策定

仲裁廷成立後、仲裁廷は、準備会合、電話会議その他の方法により、当事者と協議したうえで、審理予定表を作成し、その事件に適用される手続ルールを定めます。

Step 4主張書面・書証等の提出

審理予定表に記載されたスケジュールに従って、当事者は自らの主張を記載した書面及びこれを立証するための証拠等を提出します。

インタラクティヴ仲裁規則が適用される場合

仲裁廷は、当事者に対し、当事者の主張及び暫定的な争点を記載した書面を提示し、当事者の意見を求めます。さらに、仲裁廷は、遅くとも審問開催の要否を決定する前に、当事者に対し、重要な争点についての暫定的な見解を提示し、当事者の意見を求めます。

Step 5審問の開催

いずれかの当事者からの要請があった場合、又は、仲裁廷が適当と判断する場合は、審問が開催されます。審問を開催する場所や日時については、当事者と協議の上、仲裁廷が決定します。審問においては、主に証人尋問が行われます。

迅速仲裁手続が適用される場合

原則として、審問は開催されません。

Step 6仲裁判断

  • 仲裁廷が、仲裁申立書及び反対請求申立書において申し立てられた請求について判断し、仲裁判断書を作成します。また、仲裁廷は、仲裁費用の負担割合についても決定し、仲裁判断書に記載します。
  • 仲裁判断は最終的で、当事者に拘束力を有します。
  • 完成した仲裁判断書は、JCAAから、各当事者に送付されます。
迅速仲裁手続が適用される場合

原則として、仲裁判断は、仲裁人選任から3か月以内に下されます。